材料の石は、以前は大きいままで納品されていましたが、
最近はあらかじめ粉砕した物が納品されています。
その石を粗粉砕し計量します。
原材料の配合を記しているマル秘カードを準備
必要な材料を計量・準備します
粗粉砕した材料の計量には昔ながらの重りを使用した秤や少量の場合は電子秤を使うこともあります。
同じように仕上げるためにちょっとの手間も惜しみません。
ボールミルに水と原材料を入れ、時間をかけて微粉砕します
ボールミル:内側に玉石を貼り付け、材料と一緒に水と玉石を入れ、数時間回転させる「微粉砕機」です。回転させ粉砕することにより、砂場の砂粒大の材料が小麦粉や片栗粉ほどの微粒子になります。
この『原材料』+『玉石』+『水』をボールミルの中に入れ、回転させる事数時間。釉薬の完成間近のモノができあがります!
あとは鉄分を徹底除去しフルイで濾して出来上がり!
確認の試験を行い、お客様へ納品です。
少量の釉薬を製造する場合は、この超小型のボールミルを使用します。
開発試験用や実験に使用し日々新たな釉薬作りに邁進しています。
小型のボールミルは少量注文のお客様に対応しています。
こちらの大型ボールミルは機械での制御が可能です。
回転数を入力すると、その回数を消化し自動的に止まる
ようになっています
このボールミルは材料を上部の穴から入れるようになっています
大口のお客様用に納品する時などに使用します
大口のお客様用に使用しています。
この制御板で回転数をカウントし自動で停止するようになっています。
大型ボールミル上部には材料を準備するための広い台が設置されています。
上から投入するための材料を、機械上部の台に準備しています。
台の機械上部には投入口が設置され、そこから材料を入れています。
鉄分は焼成すると、黒い斑点として出てきてしまうため
機械を通し徹底的に除去します。
機械を上部より見たところです。コンセントを繫ぐと、磁力が発生し鉄分を取り除くことができます。
磁力脱鉄機内部には幾重にもなったコイルが入っています。電流を流す事により磁力を発生し、鉄成分を引きつけます。
丸く囲っている箇所は、釉薬の中に鉄粉が残留しており焼成した際に表面に黒い斑点として出てきたモノです。
目の細かい布のようなふるいにかけ、粒子を揃えます。
振動させてふるう、自動の機械です。
多いときはこの機械を使用し、製品を仕上げます
大量に製造した釉薬をふるう際に使用します。
フルイの目は200メッシュほどの極々小さいモノを使用しています。不純物は焼成した後に目に見える形で出てくるので徹底的に除去します。
試験室で、釉薬の出来具合や色を確かめます。
この検査はすべての製品で行われていて
商品の品質向上を目指しています
釉薬を容器に入れ梱包後、出荷します。
大量に納品する窯元さんには、大きな漬け物樽のような容器に入れたり、配達用のタンクで持って行き、現場で大きな容器に移し替えたり
します